村本 充氏(WellMent株式会社)

Q.出向起業にて行う事業について(事業概要)を教えてください。

所属企業で新規事業開発責任者として、アバターを利用したヘルスケアアプリ開発に携わりました。

出向起業社となるWellMent株式会社では、AIスタートアップ企業として生成AIとデジタルアバターを活用した、アバタープラットフォームサービスの提供を目指しており、すでに販売中の「AI多言語翻訳動画生成サービス」と並行して、ヘルスケアアプリのトライアルで得たフィードバックから着想した「ウェルビーイングアプリ」「AI仮想体験広告動画生成システム」の開発を進めています。

動画広告の登場人物がアプリユーザーにスワップされる「ウェルビーイングアプリ」では、様々な仮想体験を通じて新しい自分を発見できるとともに、ウェルネス機能により理想の自分を目指せる顧客体験を提供します。主に、Z世代以降の自己実現を目指す層に向けて、フリーミアムモデルでのサービス提供を予定しています。

また、販売を開始している「AI多言語翻訳動画生成サービス」は、企業や自治体のPR動画に登場する人物の日本語を多言語に翻訳し、その言語に合わせたリップシンクと本人の声を合成した翻訳動画生成サービスです。最終的には「AI仮想体験広告動画生成システム」と合わせて、日本のCMが海外の視聴者の言語に翻訳され、登場人物が視聴者にスワップされる、今までに無い広告手法を提供したいと考えています。

Q.アイデアを事業化、出向起業へと行動に移された理由を教えてください。

ヘルスケアアプリ事業について、社内では撤退という意見もありましたが、開発者としては一定の株主様から期待されていたこともあり、スケール化させたいと考えました。そんな時、起業家の方から出向起業制度について教えていただき、単純な事業撤退ではなく、外部資金を調達しながらスケールさせる方法があることを経営陣に提案しました。

出口戦略を納得頂くための資本政策には苦労しましたが、結果、出向起業を活用した起業へと進めることになりました。

メンバーと
Q.まず実現したいこと、そして、出向起業にあたっての意気込みをお聞かせください。

まずは、今回発案した仮想体験動画広告の顧客価値を実証するため、プロトタイプの開発とPoC、フィジビリティスタディ(FS)を実行していきます。

上場企業から出向起業制度を利用したAIスタートアップとして様々な社会課題を解決し、出向起業が日本の文化となるよう、お手本となる企業を目指したいと思います。

「アバタープラットフォームサービス開発に向けたアバター広告体験実証事業」について

AIスタートアップ企業として生成AIとデジタルアバターを活用した、アバタープラットフォームサービスの提供を目指し、まずは以下の3つのDeepFake技術を活用したサービスを開発、提供していきます。

①ウェルビーイングアプリ(開発中) :動画広告の登場人物がアプリユーザーにスワップされ、様々な仮想体験を通じて新しい自分を発見できるとともに、ウェルネス機能により理想の自分を目指せる顧客体験を提供

②AI仮想体験広告動画生成システム(開発/特許出願中):動画広告の登場人物を視聴者にスワップする革新的な広告手法を広告主様に提供。ウェルビーイングアプリ上でアプリユーザーが視聴可能

③AI多言語翻訳動画生成サービス(販売中):企業、自治体などのPR動画に登場する人物の日本語を多言語に翻訳し、その言語に合わせたリップシンクと本人の声を生成した動画を提供

村本 充氏

むらもと みつる

代表取締役

自己紹介/略歴:

航空会社IT部門を経て、IT商社の取締役営業部長を経験。
新規事業開発責任者として転職したソフトウエア開発会社から出向起業制度を利用して
WellMent株式会社を創業。新規事業開発のアイデア創出から市場投入までを得意とする。

Profile Picture

会社概要

所在地千葉県千葉市美浜区若葉3丁目1−18 幕張ベイパーク クロスレジデンスS2-1
WEBサイトhttps://www.wellment.co.jp/
問合せinfo@wellment.co.jp